家庭や経済的な困難を抱える若者に対して地域ができることを考える講座が11月8日、浦舟町のみなみ市民活動・多文化共生ラウンジで開かれた。同所が主催し、10月から始まった5回講座の3回目で施設関係者など20人が参加した。
高校生の進学、就職支援を行う県立高校の2人の教諭が講師を務めた。
県立田奈高(青葉区)の金澤信之教諭は同校が2009年から始めた「クリエイティブスクール」の取り組みを紹介。英語や数学で少人数の集団学習を行ったことや、卒業後の進路選択を考えるために、ハローワークなどの外部団体と積極的に連携したことで生徒の意欲が高まり、10%近かった退学率が2%台まで低下したことを説明した。金澤教諭は「教師は社会と学校をつなげる調整者としての役割を持つ必要がある」と話し、校内の枠にとどまらない存在であるべきだと主張した。
県立相模原青陵高(相模原市)の高橋清樹教諭は同校の外国につながる生徒の学習支援方法について話した。高橋教諭は「学校は一人ひとりに配慮した場であるべき」とし、「企業、社会が多様な人材を受け入れることが多文化共生の社会につながる」と語った。
講座は15日、22日にも同所で行われる。
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