井土ヶ谷下町の電気設備工事業、向洋電機土木株式会社(倉澤俊郎社長)の広報部に勤務する横澤昌典さん(43)=人物風土記で紹介=が11月25日、厚生労働大臣表彰「輝くテレワーク賞」の個人賞を受賞した。
テレワークは、パソコンやインターネットを活用した在宅勤務など、場所にとらわれない働き方のこと。同賞は、育児や介護と仕事の両立などのワークライフバランスの向上に貢献した企業や個人を表彰するもので今年度から始まった。日本マイクロソフトやカルビー、サントリーホールディングスなどの10社と横澤さんら個人2人が初の受賞者となった。
介護を機に決意
横澤さんは父親の介護をするため、大手商社を退職し、2007年に同社に入った。自らの経験から、育児や介護をしながら仕事ができるよう、情報通信技術を活用した独自システムを開発。ほかにも、男性社員の育児休暇取得推奨を図るなど、新しい人事施策構築と働きやすい職場作りに取り組む。最近では、全国の自治体、学校、企業などから依頼を受けて、講演を行っている。
同社は従業員27人。横澤さんは「テレワークは企業が優秀な人材を育てるための方法の一つ。この考えを中小企業にも広めていきたい」と話す。
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