「人らしさ」に親近感 ヒト科のテナガザル
名前に「サル」とつきながら「本当はサルではない」動物が存在する。シロテテナガザルだ。
金沢動物園=金沢区=にいるシロテテナガザルのユウタロウ(雄)とインタン(雌)。長い手を生かして動き回る姿はサルそのものだが、特徴であるしっぽがない。飼育担当の森田菜摘さんは「チンパンジーなどと同じ類人猿の仲間。ニホンザルのように群れないのも人間と同様、家族単位で生きているから」と話す。
シロテテナガザルは「ヒト科」に分類され、霊長類の中でも人間に近い動物だという。「数える時に『人』と使っても間違いではない」と森田さん。2頭とも指をしゃぶるのが愛らしい。人の手で育ったため癖がついたと考えられる。「まだまだ知られていない動物。会いにきて名前だけでも知ってほしい」と話す。
|
|
高田市議の後援会発足3月28日 |
|
|
|