みなと赤十字病院が導入 ニッタオンライン市政報告33 「個別ぜんそく予報」開始へ 公明党横浜市会議員団 仁田まさとし
2016年第1回市会定例会が3月25日まで行われ、予算案が可決、成立しました。
この定例会では、局別の審査があり、私は医療局・医療局病院経営本部関係の審査で質疑を行いました。質疑の中でみなと赤十字病院アレルギーセンターで16年度から「個別ぜんそく予報」が導入されることが分かりました。
現在、同センター受診者の約3割がぜんそく患者です。ぜんそく患者から呼吸機能の測定結果を病院にメール送信し、主治医が対処法を送信するという遠隔医療を行っています。また、市内に設置している気象観測装置からの粉じん・花粉などのデータを活用し「ぜんそく予報」を発信しています。
今後、これらの情報を組み合わせ、それぞれの患者の発症傾向から要因を分析し、一人ひとりの患者へ個別に注意を呼びかける「個別ぜんそく予報」を導入する方針です。個別に予報を出す方法は、世界的にも珍しい試みだそうです。
アレルギー対策を推進
これまで、公明党横浜市会議員団は、アレルギー疾患対策の推進を図ってきました。特に10年前のみなと赤十字病院へのアレルギーセンター設置に際し、専門医の確保や研究機関との緊密な連携による最新の臨床研究に基づく治療などを強く主張し、以来、充実を求めてきました。また、地域の医療機関との連携で市域全体の質の向上を目指してきました。
中学校昼食「ハマ弁」実施
公明党が1995年から実施案を検討し、98年に初めて提案したスクールランチが、栄養バランスのとれた温もりのある中学校昼食「ハマ弁」として、16年度中に全市立中学校146校でスタートします。
ご飯・おかず・汁物の3点セットが390円で提供されます。食育の視点や個々の生徒の発達等に対応できるものになります。家庭弁当を持参したときの汁物、牛乳の注文も可能です。
夏休み前に10校程度で試行した後、検討、見直しを実施。順次実施校を増やし、遅くとも17年1月までには全校で実施します。今後、紹介動画のネット配信や生徒から献立を募集することを検討しています。
生活支援の専門員
16年度から市は地域包括ケアシステムの構築を目指し、各地域ケアプラザなどに新たに「生活支援コーディネーター」(仮称)を157人配置します。コーディネーターは高齢者を支えるサービスを提供する既存の団体などと連携し、生活支援・介護予防策の充実を目指します。
私は今後もアレルギー疾患対策、喜ばれる中学校昼食、地域包括支援システムの推進に取り組みます。
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