市立中村特別支援学校が重度の肢体不自由児の教育などに利用しようと出版した教科書の印税を用いた寄付支援の総額が100万円を超え、3月28日に日本赤十字社から同校に感謝状が贈呈された。
肢体不自由児が通う同校では独自の指導法「中村うんどう基礎プログラム」を2008年から行っている。同プログラムは子どもと触れ合いながらコミュニケーションを図り、生活動作や生活の質の改善を進めようというもの。12年にその方法を編集した『わたしたちのうんどう』を教科書として同校が出版。肢体不自由児が通う全国の特別支援学校などで活用されており、印税による寄付支援の取り組みを3年以上にわたって継続している。
寄付金は東日本大震災で被災した子どもたちの支援などに使われている。感謝状を受け取った福田有志校長(当時)は、「(寄付金が)子どものために使われていることが嬉しい。社会貢献活動として今後もできることがあれば」と話した。
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