市立永田中学校(深澤茂校長)の図書委員の生徒がイラストなどを描いた「南区読書マップ」がこのほど完成し、南区役所や南図書館で配布されている。
マップは区民がより本に親しめる環境作りを進めようと読書活動に関する具体的目標を定めた「読書活動推進目標」に基づき作成した。昨年7月に区役所、図書館、学校の代表者による「読書活動推進連絡会」が開催され、区内の図書施設などを紹介する地図の作成が決定した。
1年かけ制作
同校は昨夏に区からイラスト制作の依頼を受けた。図書委員だった有元咲良さん(当時2年)が南区の地図を見て下書きをし、森天音さん(同)がその下書きに沿って配色などを考えた。
A3判の地図は手の平サイズに折り畳むことができる。畳んだ時に表紙となるイラストは井出村彩実さん(同)が担当。南区のキャラクター「みなっち」が桜の木の下で本を開く様子を描いている。
マップには図書館のほか、本を貸し出している地区センター、コミュニティハウスなどの施設、本を販売する書店など、37の施設・店舗が掲載されている。森さんは、「マップを見て新たな発見をしてもらい、色々な本に出会う機会を増やしてもらえたら」と話す。
読書マップは区役所区政推進課広報相談室と南図書館で希望者に配布している。南図書館の的場剛館長は、「皆さんに親しみを持っていただけるデザイン。関連施設間のつながりも深まった」と成果を強調した。
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