市立蒔田中学校(木村悦雄校長)吹奏楽部が9月17日に県民ホール=中区=で行われる東関東吹奏楽コンクールに出場する。同部は8月の県大会で最上位評価の「金賞・朝日賞」を受賞。2年連続で同大会出場を決めた。上位進出と「東日本大会」初出場を目指す。
同部は県大会で30人以内で演奏する「B部門」に出場。ニューヨーク・マンハッタンの風景を描写した「メトロプレックス」を演奏し、チームカラーの明るい曲調を表現。金賞選出13校の中で最上位の「朝日賞」に輝き、県内ナンバーワンの評価を得た。部長の古谷真子さん(3年)は、「緊張していたが演奏するうちに楽しくなった」と語る。
現在は東関東大会に向け、30人の部員が各パートで協調性を高める練習に励む。顧問の斉藤純教諭は「真面目にコツコツとやるタイプ。何をやるにも自分に厳しい」と生徒を評価。全員が意見を出し合い高いレベルの演奏を追求する”全力疾奏”をテーマに掲げる。
地域演奏で精神力向上
市内だけで約80校が参加する中学吹奏楽(B部門)の世界で2年連続の県大会金賞は容易ではない。県内の強豪校となった同部には「南まつり」など、地域行事への出演依頼が3年前に比べて2倍以上に増えた。11月には「横浜音祭り」の企画で市消防音楽隊と共演することも決まっている。古谷さんは「本番の雰囲気に慣れることができる」と演奏を重ねて物おじしない精神力が付いたという。
昨年の東関東大会は上位6校に与えられる東日本大会への切符を逃した。副部長の五十嵐恵美さん(2年)は「楽しんで演奏し、東日本を目指す」と学校初の大舞台進出に意欲を見せた。
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