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元全日本労働総同盟 国際局長 相原正雄 先人たちの努力に感謝 吉田新田350年を祝福
吉田新田完成350年、誠におめでとうございます。
新田の完成前、大岡川は大雨でたびたびはんらんを起こしていました。稲作が中心だった江戸時代、こうした水害を防ごうと吉田勘兵衛を中心に多くの人々が新田工事に参加。幕府の後押しもあり、代官役の笹下の間宮家や永田村の服部家などが功績を残しました。
工事中も水害は起こります。難工事完成を祈って人柱となった「おさんさま」の話は有名です。人のために自らを犠牲にする日本人のDNAは、自分の顔を食べさせて相手を元気にさせる子どもに人気のある漫画の「アンパンマン」を見ると、現代の日本にも受け継がれているように感じます。
石川町や中村町の山を人力で切り崩して石垣を作るなどし、新田は完成しました。横浜の発展はこうした先人の努力で築かれたことを忘れてはなりません。
最後になりますが本年は「丁酉」の年です。「丁」は地中にある芽が地上に出ようと上にある横の力に衝突する形。「酉」は酒を醸造する器。不安や不満が酉の中で醸しだされ、発酵したエネルギーが国内、国際の政治と経済に大きな変化を及ぼす年になるでしょう。みなさんにとって素晴らしい年になることを願っています。
相原正雄
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