南区版 掲載号:2017年8月24日号
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横浜商業高校の教員でインターハイ3位に輝いたボート部の顧問として指導にあたる 會田 尚貴さん 南太田在勤 24歳

一生懸命を積み重ねて

 ○…高校生スポーツの祭典で3位に輝いたボート部を指導する。優勝を狙っていたという女子5人乗りの「クォドルプル」。選手は日本一につながる厳しいトレーニングを積んできた。「勝つ気でいたので本人たちが一番悔しいと思う。ここまでやっても3番なんだと思った」と口唇をかみしめる。それでも、出場3種目全てで予選突破を果たすなど、120年の伝統を誇る名門として選手層の厚さを示した。「力を出し切ってくれた」と全国の舞台で必死に漕いだ選手を称える。

 〇…中区出身。ボートはY校入学後に始めた。当時から全国大会上位の常連だった同部で「自分の代だけ入賞できなかった」と言い、指導者になった今は「よく『谷間の世代が教えている』と言われる」と笑う。苦しくも楽しかったという部活動の青春。当時の顧問には、レースへの不安を打ち消す豊富な練習量の大切さを学んだ。「スタート位置についた時『これだけやったから大丈夫』と思えるか」。”一生懸命”の継続で自信を生み出したいという。

 〇…大学1年から部活動コーチとして指導にあたる。当初は「選手にどのように声を掛けたらよいか分からなかった」と迷いもあったが、自分の考えを押し付けるのではなく、選手の考えや感覚について「聞くこと」を意識。2014年にはインターハイ2種目でメダルを獲得する選手を生み出した。「自分の中で少しだけ自信になった」と振り返る。

 〇…中区で両親と妹、弟と暮らす。鉄道が好きで「遠征先で電車に乗るのが面白くなっている」と優しい表情。練習拠点の大岡川では地元住民から声を掛けられることも多く「南区の方の温かさを感じる」と感謝の言葉を口にする。市の教員になり2年目。専門は商業で「指導はまだまだ手探り」というが、部活動と同様、生徒の自発性を生み出すような授業を心掛ける。「自分で考え、自分でできる生徒を育てたい」。一生懸命な心を伝えていく。

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