南区の小学生が参加し、消防・防災活動を行う「リスクウォッチヨコハマファイヤーチーム」(以下、リスクウォッチ)が今春に結成され、8月には全国の少年消防クラブが集まる大会に参加した。
子どもにも危機管理
リスクウォッチは、横須賀の米海軍消防隊で予防課長を務めた長谷川祐子さんが活動を監修する。長谷川さんによると、米国では、「もし衣服に火がついたらどうする」など、防災や危機管理に関する知識を教育の中で子どもに教えているという。こうした活動を日本でも広めようと、娘の奥田悦子さんとともに講演などを行ってきた。
4月に奥田さんの2人の息子と所属する少年野球チームの仲間など、六つ川小学校に通う2年生から6年生の12人がメンバーとなり、リスクウォッチがスタートした。結成後は8月の全国大会へ向けて、ロープ結索訓練などを南消防署の協力を得ながら行ってきた。
全国大会は8月3日に徳島県で行われ、50チームが参加。消火用のホースをボウリングの要領で転がしたり、消火器を扱う5人によるリレーなどで順位を競った。リスクウォッチは40位だったが、奥田さんは「きちんと競技を練習できたのは1回だけで、よくやった」と振り返る。
メンバーの米木仁之介君(6年)は「来年は大会で上位に入りたい」と話す。
奥田さんは「自分の身を守るための知識を身に着けてもらえるようにしたい」と語り、来年度以降はメンバーの拡充など、南区の広範囲で活動する意向だ。
南消防署は「子どもが将来、消防職員や消防団員として活動してくれれば」と期待した。
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