競泳のパラリンピック金メダリスト・成田真由美さんによる「南区人権啓発講演会」が10月20日、みなみん(南公会堂)で行われた。
成田さんは中学入学後に「横断性脊髄炎」を発症し、下半身不随に。23歳で水泳を始め、1996年のアトランタ大会から、シドニー、アテネ、北京、リオデジャネイロまで合計5回、パラリンピックに出場し、金メダル15個を含む20個のメダルを獲得している。
講演では車いすを使い、タクシーで短距離を乗るだけでも運転手から理不尽な対応をされたり、暴言を吐かれた経験を紹介。「2020年の東京五輪・パラリンピックを迎えるのに、日本はこのままでいいのか」と訴えた。
一度は現役を退いた成田さんは東京大会の開催が決まり、リオ大会を前に復帰を決意。「日本新記録も出せるし、常に前へ進める。あきらめる必要がなければ前へ進める」と訴えた。最後は「病気と障害を与えてもらったからこそ、さまざまな出会いがあった。そのことに感謝している」と締めくくり、過去に獲得した金メダルを参加者にも見せていた。
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