南区や中区の子どもが通う市立横浜吉田中学校(金澤眞澄校長)=中区羽衣町=の1年生139人が11月11日、門松づくりや畳ござの縫製、コンピュータを使ったプログラミングなど、13コースによる職業体験学習を行った。
毎年1年生を対象に行われているもので、地域のとび職人や航空会社のパイロットなど、幅広い職種の講師が教壇に立った。
初めて実施されたプログラミングコースでは、生徒の入力通りに動くロボット作成にチャレンジ。参加した大久保雄弥さんは「専門的な用語があって意外と苦労した」と話した。
また、畳の縫製では生徒が差針の扱いに難儀。土屋郁茉さんは「針を通すのが硬くて、何枚もやるのは大変」と振り返った。ミニ門松づくりに挑戦した奥崎翔さんは「胴を巻く縄を結ぶのが難しかった」。平井優作さんは「竹と松のボリュームのバランスを取るのが難しい」と話していた。
職業体験は旧吉田中時代を含めると約30年間実施されている。同校の生徒数は406人で約半数が外国につながりがある。
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