神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2018年1月11日 エリアトップへ

アマチュアボクシング元全日本王者で横浜総合高校で指導者として選手を育てる 古澤 和敏さん 66歳

公開:2018年1月11日

  • LINE
  • hatena

強く優しく成長見守る

 ○…自身が2003年に創設した横浜総合高校ボクシング部の女子選手3人が12月の全国大会で準優勝。セコンドとして選手を見守った。大会前は「全員が初戦敗退することも頭に浮かんだ」とナーバスになったというが、選手は重圧をものともせず奮起。「決勝戦は勝っていてもおかしくない試合もあった。女子総合の部があったら優勝だったかな」とほほ笑む。

 ○…鶴見区出身。体力に自信があり、横浜高校時代は短距離走や投てき種目がある陸上5種競が専門だった。大学でレスリングを経験した後、「スピードに自信があったから」と22歳で市内のボクシングジムへ入門。体重80kg前後のライトヘビー級やヘビー級が主戦場で練習相手不足もあったが、横浜高校や神奈川大など、強豪校で出稽古を重ねて力を付けた。

 ○…悩まされたのがけが。追い込んだ練習でオーバーワークが続き、足腰に不調を感じるようになる。スピードが持ち味だったが、思い切ってスタイルを変更。むやみに動かず、接近戦でのボディーブローやカウンターを狙うようになった。「どっしり構えたことで相手がひるむようになった。人は気持ちの持ち方で変わるのだと思った」。選手生命のピンチを成長のチャンスに変え、28歳で初めてアマ全日本王者に。その後は大会6連覇を達成した。

 ○…32歳で教員に。中区や鶴見区の学校に勤務し、全国優勝する選手を輩出した。高校生の魅力は「何かをつかむと一気に伸びること」。現役時代の教訓から、指導者として「けがをさせずに成長を待つのが大切」という。現在は部活動指導員として6年目。家族は同じ市の教員だった妻と長女、長男。2人の孫もおり「この前は八景島に遊びに行った」とほほ笑む優しいおじいちゃんだ。「若い人とボクシングを研究したり、将来のことを考えられることが嬉しい」指導者としての喜びを胸に、強く優しい選手を育て続ける。

南区版の人物風土記最新6

高野 一哉さん

県内の若手塗装業者らによる「神奈川昭和会」の会長を務める

高野 一哉さん

別所在住 42歳

3月28日

境 領太さん

3月14日、都内開催の「起業家万博」で関東代表としてビジネスプランを発表する

境 領太さん

中区在勤 39歳

3月14日

竹内 一郎さん

市大病院の医師で能登半島地震の医療災害対策本部DMAT本部長を務めた

竹内 一郎さん

二葉町在住 51歳

3月7日

川崎 順一朗さん

理容店「ヘアーサロン アンス」の店主で、県の優良衛生技能者に選ばれた

川崎 順一朗さん

山王町在住 61歳

2月29日

千原 幹男さん

2月17日に餅つき大会を行った中村町一丁目第二あずま会の会長を努める

千原 幹男さん

中村町在住 76歳

2月22日

佐藤 和義さん

「桜剣士会」の創設者で、今年度の市スポーツ普及功労賞を受賞した

佐藤 和義さん

南太田在住 65歳

2月15日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook