話し合う参加者
地域の福祉課題の解決を目指す「南区地域福祉保健計画」を進めるための会議「みなっち茶屋」が１月31日、南区役所で行われ、健康づくりに取り組む人やケアプラザの職員など、約80人が参加した。
同計画の第３期は２０１６年度から始まり、区全体に関わる部分と地域主体で解決に取り組む部分が両輪となって進んでいる。会議は、取り組みを共有する目的で区と南区社会福祉協議会が年１回開いている。
六ツ川地区で行われている畑作業を中心にした「野外サロン」と北永田地区で歌を通して介護予防に取り組む「永田歌声広場」が活動を発表。歌声広場のメンバーが考えた、高齢者が摂取すべき栄養を「水戸黄門」のテーマ曲に乗せた替え歌を全員で歌うなどした。
その後は参加者がグループに分かれ、「健康につながる活動」について意見を出した。ウォーキングや体操といった直接的なもののほかに、子どもの通学の見守りや公園の草刈りも運動になるという意見が出た。
地域子育て支援拠点「はぐはぐの樹」施設長の横田美和子さんは「子育て中の母親らは、高齢者とつながる機会が少ない。あらゆる活動で異世代を取り込むことが大切」と感想を話した。参加者の声を聞いた大木節裕区長は「多世代のつながりや”三方よし”をまちの中で実現させるような取り組みを進めたい」と話し、幅広い視野で計画を実行したいとした。
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