神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2018年5月17日 エリアトップへ

堀ノ内睦町地区 不用食品、こども食堂へ 初の試みで活動支援

社会

公開:2018年5月17日

  • LINE
  • hatena
食品を選ぶ給食団体の運営者
食品を選ぶ給食団体の運営者

 家庭で不用な食品を集め、こども食堂を行う団体などに分配する取り組みが5月12日、睦地域ケアプラザであった。堀ノ内睦町地区連合町内会の初の試み。同地区では、こども食堂が毎週土曜日に開かれており、活動団体からは「食品の提供は助かる」との声が聞かれる。

 同地区では第1土曜日に生活保護受給者更生施設「民衆館」で、第2〜4土曜日は同ケアプラザを使ってこども食堂が開かれている。運営はそれぞれ別の団体が担う。

 昨年から同ケアプラザが地域住民と協力し、こども食堂の開設を進めてきた。今年4月に運営する4団体目が決まり、”毎週開催”になった。同地区には、高齢者への食事提供団体も複数ある。いずれも少額の利用料で運営しており、運営費の大半を占める食材の調達が課題となっている。

 そうした背景から連合町内会と同ケアプラザが協力し、家庭に眠っている賞味期限内の「不用食材」を募り、希望する団体へ配布することにした。

 12日にケアプラザで不用食品を受け付けたところ、12人が缶詰や調味料などを持参。約60点が集まった。その後、こども食堂運営団体など、7団体が抽選で順番を決め、集まった食品が渡された。第4土曜日に「たんぽぽ食堂」を開く障害者当事者団体「たんぽぽクラブ」は、米5kgなどを得た。同団体の伊藤昭子さんは「寄付がないと食堂が続けられない状況。米は一番使うものなので、ありがたい」と喜んだ。

 自らも缶詰などを提供した同連合町内会の亀山一会長は「食品を提供することで、活動している団体を間接的に支えることができれば」と話した。

ごみ削減にも

 不用な食品を希望する人に提供することで、「食品ロス」など、ごみの減量につなげるねらいもあった。当日は区役所の担当者も同席し、引き取り手のなかったレトルト食品など数点を廃棄物として持ち帰った。

 町内会とともに準備を進めてきた同ケアプラザ地域活動交流コーディネーターの森博昭さんは「少量の食品だと、もらう方も使いづらいので、より広い範囲で集めることも考えたい」と話し、今回の結果を踏まえて、次回以降の開催を検討するとした。
 

南区版のトップニュース最新6

蒔田公園 久々に活気

みなみ桜まつり

蒔田公園 久々に活気

5年ぶり、踊りの花咲く

3月28日

防災学び 地域に伝える

蒔田中2年生

防災学び 地域に伝える

災害への備えなど発表

3月28日

森の保全団体に寄付

太田小6年生

森の保全団体に寄付

三浦での環境学習契機に

3月21日

蒔田公園 5年ぶり大舞台

みなみ桜まつり

蒔田公園 5年ぶり大舞台

23、24日 模擬店やステージ

3月21日

福祉避難所 課題浮き彫り

福祉避難所 課題浮き彫り

火防協研修で図上訓練

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月14日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

南区出身 気鋭の落語家

関内ホール企画出演中

南区出身 気鋭の落語家

春風亭かけ橋さん

4月24日~4月24日

南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook