ケアプラザなどでピアノ演奏のボランティア活動を行う 浅野 千代さん 六ツ川在住 32歳
ピアノの音色で心通わせ
○…六ツ川地域ケアプラザでの音楽サロンや六ツ川一丁目コミュニティハウスでの交流食事会などで定期的にピアノ演奏を行う。童謡や唱歌をメインに、誰でも歌える曲を伴奏する。「演奏者も聴いている人も楽しむことが大切。ピアノに合わせて一緒に歌ってくれた時はすごくうれしい」と微笑む。
○…生まれも育ちも大阪。幼い頃は童謡が好きだった祖母からよく歌を聴かされた。「かもめの水兵さんが好きだった。そのおかげもあり、多くの童謡を知ることができた」と話す。ピアノを始めたのは小学校2年生。「両親とも仕事が忙しく学童保育に通っていたが、それが嫌になり、習い事としてピアノを始めた」と笑う。何気なく始めたピアノの魅力にひかれ、大阪では合唱団での伴奏や、歌声喫茶で活動。夫の転勤で2016年に南区に移住。「緑が多く、驚いた」と目を丸くする。
○…ケアプラザでのサロンではプログラムを作らずに演奏を進行させていく。自身で作成した歌集を配り、その時に聴きたい曲を参加者が選曲していく。「正直どの曲が選ばれるかドキドキすることもある」と話し「伴奏し、歌ってもらうことで、初対面でもコミュニケーションが図れる。合唱の伴奏でもパート、全体など歌のサポートをすることができるところがピアノの魅力」と語る。
○…現在は夫と暮らす。ボランティア活動のほかにも夫とヨーロッパ地方の民族楽器のバンドを作り、「ばくれつ!玉蜀黍」というバンド名で活動。「ピアノも歌も民族楽器も、音楽のことなら何でも挑戦したい」と意気込む。最近ではヨーロッパの民族音楽のダンスにも挑戦しており、仲間と楽しんでいる。今後も音楽に対する好奇心を持ち続け、地域に音の楽しさを届け続ける。
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