南区版 掲載号:2018年7月5日号
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日枝小個別支援級 児童考案品が店舗に 丸亀製麺でうどん販売

教育

試食する児童と協力した店員の北見さん(奥)
試食する児童と協力した店員の北見さん(奥)

 市立日枝小学校(住田昌治校長)の個別支援学級に通う児童が発案したうどんの新メニューが丸亀製麺関内店=中区=で6月28日から販売されている。児童が授業を通してうどん作りを学ぶ中で出た企画で、同校のマスコット「ひえまる」の名が付いたうどんとかき揚げが店舗側の審査を通過。子どものアイデアが形になった。

 個別支援学級には知的障害や情緒障害のある児童が通う。現在は1年生から6年生まで約30人が在籍している。

 言葉での表現が難しい児童も粉の感覚に触れることで、表情や身体で表現することにつながればと、個別支援学級では2016年度からうどん作りに取り組んできた。

 児童は丸亀製麺の店舗を訪ね、作り方などを学び、17年度は、作ったうどんを多くの人に食べてもらうことを目指した。市教育委員会が取り組む学校と企業などの外部機関によるキャリア教育事業「はまっ子未来カンパニープロジェクト」として、同校と丸亀製麺が連携。児童は店舗で店員が調理、接客など、複数の仕事をこなす様子も見てきた。

 その中で、児童から「店舗で出す新しいうどんを考えたい」という声が出た。今年に入り、新メニュー開発へ児童がアイデアを出した。その案を同社社員がメニュー案として形にした。丸亀製麺では、店員から新メニューを募る仕組みがあり、その中で2点が採用され、関内店で販売されることになった。同店を運営するトリドールホールディングスによると、提案メニューの採用率は年間約6%。小学生の発案による商品の販売は初めてだという。

 採用されたのは「ひえまる坦々うどん」(並590円)と枝豆入りの「ひえまる夏野菜かきあげ」(1個160円)。うどんは、ひき肉にキュウリ、糸唐辛子が乗ったもの。アイデアを出した男子児童は「スタミナを付けてもらいたかった」という。

 6月29日には児童が店舗を訪れて試食し、「うどんとキュウリのバランスが良くておいしい」などの声が出た。児童と一緒に商品開発を進めてきた同店店員の北見裕子さんは「アイデアが採用されるとは思っていなかったので驚いた。子どもたちを孫のように感じる」と話す。指導する水上暁介教諭は「うどんは何人もの人が協力しないと作れないことを子どもたちは学んだ」と児童の成長を感じている。同社は「この活動が地域を支える子どもの成長につながったことが嬉しい」という。

 2品は7月22日まで関内店で提供され、状況によっては販売期間が延長されることもあるという。
 

「ひえまる坦々うどん」(手前)と「夏野菜かきあげ」
「ひえまる坦々うどん」(手前)と「夏野菜かきあげ」

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