不登校や引きこもりについて知る講座が9月29日、井土ヶ谷共同ビル集会所で行われ、井土ヶ谷地区の住民ら45人が参加した。
講座は井土ヶ谷地区社会福祉協議会(千葉六男会長)の主催。同協議会は毎年、福祉に関係するテーマを決め、専門家の話を聞く「温かい町づくりの会」を開いている。今回は、不登校、ひきこもりの若者らを支援している「K2インターナショナルグループ」の自立援助ホーム「オラシオ寮」=磯子区=でホーム長を務める坂本牧裕さんを講師に招いて話を聞いた。
「子どもを気にして」
坂本さんは、オラシオ寮で自分の家族とともに、親がいない、家庭にいられない10代の子どもと共同生活を送る。その経験から「不登校や引きこもりの子は、第三者と共同生活をすることで自立につながる」と話した。参加者からの「身近に不登校や引きこもりの例がなく、どうやって予兆をつかむのか分からない」との質問に「まずは地域にどんな子どもがいて、何年生なのかを気にすることから始めてほしい」とアドバイス。「当事者の家族は抱え込まないでほしい」と呼び掛けた。
千葉会長は「不登校や引きこもりは見えづらく、対応が難しいと思っていたが、これをきっかけに糸口がつかめれば」と話し、地区全体で取り組みを進めていきたいとした。
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