市立大岡小学校(相澤昭宏校長)の4年1組の児童が考案したプリンが10月5日に六ツ川1丁目にオープンした「横濱ミルク町っ子」で販売されている。児童が商店主に交渉し、完成した2種類のプリンに子どもたちは達成感を覚えている。
同校は毎年、総合的な学習の時間を使い、児童が商店街や地域について調査、発表を行っている。4年1組は、子どもから高齢者まで好まれているプリンに着目。弘明寺の下町をイメージしたプリンを作り、土産品として確立させ、地域活性化につなげたいと考えた。
同校そばの弘明寺商店街内に店舗がある食堂「町っ子」が六ツ川にプリン店を開くことから、食堂を運営する須原康仁さん=人物風土記で紹介=にプリン作りを提案。須原さんは快諾し、児童は商品開発のためのアイデアや販売方法のアドバイスを受けてきた。須原さんは「子どもたちと同じ目線に立って進めようと思った。商品販売だけではなく、準備段階や店が完成していく過程も全て体験してほしかった」と話す。
児童は夏休み前から商品の売り出し方や作り方について学び、肝心の味はキャラメル味とイチゴ味に決めた。甘さの調整や材料の分量について、児童と須原さんが何度も話し合い、試作を重ね、瓶に入った2種類の商品を完成させた。
開店日の5日は、店員と一緒に児童もカウンター業務や呼び込みを担当。店内は1個350円のプリンを買い求める多くの客でにぎわった。
児童は、プリンに関する紙芝居やチラシも作った。考案した商品が販売され、児童は「プリンの固さやキャラメルの甘さを調節するのが大変だったが、出来上がった時には達成感があった」と振り返った。
同校の相澤校長は「子どもたちが社会とふれ合って学ぶことや、商店主と直接話すことで得られる学びはとても多く、貴重な経験。将来の学びにつながれば」と話した。
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