国の重要文化財を大規模改修 ニッタオンライン市政報告44 帆船日本丸の保存・活用を 公明党横浜市会議員団 仁田まさとし
市会第3回定例会の中で、平成29年度横浜市決算審査があり、私は10月18日に行われた港湾局審査で質問し、帆船日本丸の大規模改修について取り上げました。
みなとみらい地区に保存されている帆船日本丸は、昨年9月に国の重要文化財に指定され、日本の海運史、造船技術史を伝える貴重なものです。市は船齢88年を超え、老朽化が進む帆船日本丸を保存し、今後も海洋教室や観光・MICE振興に活用し、多くの方に親しんでもらうため、大規模改修することを決めました。2020年の東京五輪・パラリンピック前の公開を目指しています。
改修にあたり、重要文化財としての価値が損なわれないことと同時に、一般公開することも考え、安全性にも考慮が必要だと訴えました。
帆船日本丸は国産初の大型ディーゼルエンジンが搭載されているなど、美術工芸品としての価値も高いです。この船体を末永く保全し、造船技術を継承する人材を確保していくことも求めました。
帆船日本丸は市民83万人の署名によって誘致が実現したもので、「新たな船出」とも言える今回の改修にも市民の支えが必要です。改修資金の確保は市、商工会議所、公益財団法人帆船日本丸記念財団らによる「保存活用促進委員会」が行っています。市は市民に広く協力を求め、改修への機運を高めていくことが必要だと主張し、「ふるさと納税」制度による「横浜サポーターズ寄附金」を利用して、支援を募ることも提案しました。
全区に母子保健コーディネーター
定例会の中では本年度から2021年度までの4年間の市の方針を示す「横浜市中期4か年計画」が議決されました。
この中には以前から公明党が展開を提案してきた「横浜市版子育て世代包括支援センター」の機能確立が示されました。現在、南区を含む6区に母子保健コーディネーターが配置されており、妊娠期から支援を行っています。
林文子市長は、母子保健コーディネーターを新たな中期計画の中で全区に配置する方針を示しました。これにより、区福祉保健センターと地域子育て支援拠点が協働し、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援が充実することになります。
私は今後も文化財の保存、子ども・子育て支援を推進していきます。
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