市立横浜総合高校(小市聡校長)=大岡=が生徒の自立支援のため、週1回開く居場所カフェ「ようこそカフェ」の運営資金をインターネット上で募る「クラウドファンディング」の支援の輪が広がっている。10月下旬から2か月間で36万円を集めることを目標にしているが、残り2週間の段階で約8割まで集まっている。
カフェは生徒の交流や自立へ向けたキャリア支援を目的に2016年10月から始まった。青少年支援を行う公益財団法人「よこはまユース」を中心に運営している。
校舎1階のフリースペースで毎週水曜日の正午から午後5時30分まで開所。食事や菓子などを無料で提供し、平均約200人が利用する。運営団体のスタッフやスクールカウンセラー、横浜市立大学の学生らも参加し、生徒と飲食やゲームをすることもある。
食事の材料は寄付品のほか、PTA会費で購入したものを充てており、安定的な運営には資金が必要。そこで、インターネットを使って寄付を募る「クラウドファンディング」で支援者を広く求めることにした。
目標金額を36万円に設定し、10月27日から開始。受付は12月24日までの予定だが、12月10日時点で約28万円が寄せられた。寄付をすると、金額に応じてカフェの招待券などが「お礼」として渡される仕組みだ。
12月5日には、居場所カフェの実践者らを招き、中区で支援者らに向けて勉強会を開いた。よこはまユースからカフェの説明があったほか、同校の小市聡校長が3部制の特長や5年前の移転以降進めている地域との交流・連携について紹介した。
寄付は「ローカルグッドヨコハマ」のサイト(https://cf.yokohama.localgood.jp/project/youkosocafe/)で受付中。問い合わせはよこはまユース【電話】045・662・4170。
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