教員の働き方について考える集会が1月22日、日枝小学校で行われた。
働き方改革を率先して進めている同校の住田昌治校長が昨年から定期的に開くもの。同校の卒業生が通う共進中学校と同中学学区の太田小の教諭ら約50人が参加した。
講師に教育研究家で文部科学省の中央教育審議会(中教審)「学校における働き方改革特別部会」の委員を務める妹尾昌俊さんが講師となり、働き方改革を根本から考えた。
妹尾さんは「教師が子どものために長時間勤務も良しとする働き方は、崇高な使命感から生まれるものであるが、それで教師が疲弊するのであれば、子どものためにならない」と力説。その上で、働き方改革の目的を「自らの授業を磨き、生活の質を豊かにすることで、人間性や創造性を高め、効果的な教育活動を行えるようになること」と原点の重要性を説いた。
「慣習」変える
後半は参加者とともに学校内にある「慣習」で変えられるものはないかを考えた。教員からは、プール清掃など、現場で負担と感じられているものが挙げられた。妹尾さんは「教員の手から離せるものは離そう」と呼び掛けた。最後に「改革、改善の方法には限界がある。『やめる』『減らす』といった発想も必要」とした。
参加者からは「自分がどんな教師、教育を目指したいかを考えた上で働き方改革に取り組むことが大切だと感じた」などの声が聞かれた。
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