六ツ川で有償ボランティアグループの代表を務める 益子 やす恵さん 76歳
地域の相談窓口として
○…六ツ川で有償ボランティア「支え合いグループすみれ」の代表を務める。個人宅の草刈りや剪定作業、家の掃除や病院などへの付き添いなど幅広く活動しており、地域のケアマネジャーからの紹介で活動することもあるという。「誰かの手を少し借りることで普段通りの生活を行える人が多い。作業を通じて顔見知りも増えた」と微笑む。
○…7年前に「地域の手助けがしたい」と一緒に活動していた民生委員の仲間とすみれを立ち上げる。何気ない会話から立ち上がったというグループを軌道に乗せるため、町内会長への支援依頼や地区の社会福祉協議会に相談。港北区や港南区で同様の活動している団体を見学し、支援の行い方や受付方法などを学んだ。初めて見学した時は「相談窓口を1人で行っているなど、個人に大きな負担がかかっていると感じた」と振り返る。以来、副代表との話し合いを重ね、規約や運営方法などをまとめた。「活動がメンバーの負担になってはいけないと感じた」と力強く話す。
○…24歳で結婚後、南区に移り住む。夫の勧めから民生委員を9年間務め、美容師の資格を活かし、六ツ川で美容室も経営した。民生委員やすみれは「夫の『やってみなよ』の一言があったから活動を行えた」と振り返る。2年前に夫ががんにより他界。「亡くなってから2年間はうつ状態が続いたが、活動をすることで気持ちを紛らわすことができた。仲間に支えてもらったことにはとても感謝している」と笑顔。
○…現在は娘が暮らす泉区に住み、ボランティア活動のために通っている。趣味は旅行。今後は後継者の発掘にも力を入れていく。「個人に負担をかけずに継続してボランティアをしたい」と話し、今後も地域の相談役として活動していく。
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