南区が2019年度に行う自主企画事業の予算案、概要がこのほど明らかになった。同事業の予算は約1億円。過去4年と同様に「減災」「健やか」「賑わい」など、4つの重点分野を掲げた。20年の東京五輪・パラリンピックを前に年間を通して区民にスポーツへの参加を促す機会を作り、機運を高める取り組みなどが掲げられた。
区の自主企画事業の予算である「個性ある区づくり推進費」は、独自事業に使用できるもの。市から各区に割り当てられており、南区の19年度同推進費は9901万1千円の予算。
15年度以降と同様に「減災」「健やか」(17年度までは「健康」)「賑わい」「こども」の4つを重点分野とした。17年度から「地域の力」が重点分野を支えることを明文化しており、19年度も区が地域の実情に応じた活動を支援し、区民と一緒になって活性化に取り組む「『地域の力』応援事業」を行うとしている。
五輪へ機運高める
重点事業とした「区民スポーツ支援」では、19年度を「スポーツでつながる・みなっちYEAR(仮称)」と位置付け、五輪・パラリンピックへ向けて機運を高める。
アスリートによる体験教室やパラスポーツ講演会に加え、これまで2月に行っていた「みなっちスポーツフェスタ」を拡充し、子どもによる対抗戦などの区民スポーツ大会を行う。これらのイベントをPRするリーフレットを作り、スタンプラリーも行って五輪ムードを高めていくねらいだ。
子どもに防災意識を
「減災」では新規事業として、小中学生の防災意識を高める目的で市民防災センター=神奈川区=へのバスツアーを実施。地域で行われている防災に関する取り組みも紹介しながら、将来の担い手育成を支援する。また、地震、土砂災害などの被害想定区域をまとめた防災マップを作り、全戸配布していく。
同推進費を含む横浜市の19年度予算案は現在開会中の市会定例会で審議されている。
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