3人組バンド「日ノ出サンデーズ」のメンバーで17日の交通安全パレードに参加する 塩野 えりささん 大岡在住
音の力で場の雰囲気作る
○…昭和の懐かしい曲などを着ぐるみ姿の3人が演奏するグループで「ウサギのエリー」としてバイオリンを担当。結成5年、京急・日ノ出町駅周辺を中心に活動するが、最近は活動範囲が市内全域に広がった。「演奏直後に感想をもらえるのが魅力」と路上演奏や野外のライブを好む。
○…神奈川区で生まれ育つ。私立の小学校に通い、校内のバイオリンレッスンを見て「楽しそう」と参加した。しかし、練習を数年続けると「ただ覚えているだけ」と前向きさが消えた。気持ちが変わったのは中学生になり、管弦楽部に入ってから。「合奏の中で自分が上達していくのが感じられた」。オーケストラではまとめ役を担い「ソロよりもみんなの演奏を引き出す方が向いている」と感じた。大学卒業後は結婚式での演奏を中心に活動。初顔合わせのメンバーと演奏することが多く「数分の音合わせだけでクセをつかんで演奏し、その場の雰囲気を作り出す楽しさ」に魅力を覚えた。
○…派遣演奏に加え、音楽教室や母校での指導を重ねる中、2013年、生演奏が聴けるラウンジで曲を披露したきっかけで知り合った伊吹留香さんに誘われ、日ノ出町で路上ライブを開始。ユニフォームとも言える着ぐるみは「別のキャラクターになれる」とお気に入り。「初対面の人も歌ってくれる」と懐かしい曲を演奏。3月には初のCDを発売した。
○…南区に住んで20年以上。以前飼っていたラブラドールレトリバーと弘明寺商店街を散歩したことを懐かしむ。南区関係の行事に出演することは少なく、17日のパレードではよく知った場所を歩き、演奏も行う。「もっと南区でも活躍したい」。真っすぐな視線の向こうには、日ノ出町から横浜全体へ羽ばたこうとする強い意志が感じられた。
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