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南区版 公開:2019年6月6日 エリアトップへ

南消防団の副団長を務め、春の褒章で藍綬褒章を受章した 山田 光明さん 中村町在住 68歳

公開:2019年6月6日

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仲間との結束を力に

 ○…入団から40年。名誉ある受章に「子どもや孫から『すごいね』と言われたのが嬉しい」と目を細める。「仲間がいるからこそ活動できる。一人ひとりは点でもそれが線になれば」と常に組織の中で支え合うことを何より大事にする。

 ○…中村町で生まれ育つ。父は大工で、建てた家は今でも近所に多く残る。親戚が営む溶接の仕事を学び、20代後半で独立。大手企業の下請けとして管の溶接工事を仕事にした。父に代わって町内会活動を始めたのをきっかけに、消防団員である町内会役員から勧められて入団。「最初はよく分からなかったが、入ったら知っているが多くいた」と振り返る。「火災現場にいち早く駆け付け、誉められるかと思ったら分団長から『そこは隣の分団の持ち場だ』と怒られた」と苦笑い。それでも登竜門と言われる4人1組のポンプ操法訓練で、自身が加わってから寿消防団の大会で5年間で3度の優勝を果たした。

 ○…2010年に寿、大岡の両消防団が統合して南消防団が発足。一時は団員の減少に悩まされたが、企業などに声掛けを続け、団員数は回復。昨年には初めて定数に達した。「活動内容を丁寧に伝え、少しでも長く続けてほしい」と願う。昨年4月から副団長に。「教える立場である以上、勉強しなければ」と資格取得も意識。「消防団は災害時に何でもできると思われるから」という。

 ○…メダカを飼いながら、交配させ、新品種を産み出すのが趣味。「今は家に20種類もいる」と笑う。神輿を担ぐのも好きで、地元神輿保存会の会長を務める。「神輿は一人では担げない。仲間がいてこそ上げられる」との思いは消防団活動にも通じる。「現場で仲間が来るとホッとする」。結束を力にし、これからもまちの安全を守る。

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