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老化防ぐ「補腎と活血」 中医学でイキイキ100歳に
１００歳までの人生設計図を描くにあたり、「健康の維持」は必要不可欠なもの。しかしいくら食生活や適度な運動、習慣に気を付けていても、「老化」には抗えない。そんな中、同年齢でも元気で若々しく見える人とそうでない人がいるのはなぜなのだろうか？「中医学では『腎』が老化と密接に関わっていると考えます」と話すのは金沢文庫にある開気堂薬局の東海林正弘さん。近年、西洋医学でも「腎臓が寿命に関わる」と言われている。
腎は生命活動を維持する「精」を蓄える機能を持ち、親から受け継ぐ「先天の精」と食べ物から得る「後天の精」がある。東海林さんは、「精が十分に備わっている人は、若々しくて体も元気。老化症状も出にくい」と説く。一方で精が不足すると目・耳・骨に影響が出やすいとも。「視力の低下」「腰やひざの痛み」「耳鳴り」「骨や歯の脆さ」は老化のサインだ。
こうした場合は腎の働きを補う「補腎」が必要に。あわせて、血を巡らせ滞った瘀血を排除する「活血」も大切となる。様々な栄養や情報伝達物質は血液にのって、身体中に巡らせるため、活血もまた、臓器の機能アップに欠かせないのだ。東海林さんは「生薬から作られた補腎薬・活血薬は沢山ある。お医者さんには話せないこともじっくり聞き、個々にあった対処を提案します」と話す。
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