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「信頼に応え続ける京急に」 MM21へ本社移転原田社長に聞く

経済

掲載号:2019年9月5日号

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 京浜急行電鉄を中心とした京急グループの本社が9月中旬に現在の泉岳寺駅そばから、みなとみらい(MM)21地区に順次移転する。移転を前に京急電鉄の原田一之社長(65)に話を聞いた。

路線のど真ん中へ

 ――MM21への本社移転が目前となった。

 「9月中旬から順次、引っ越していく。現在、本社のある泉岳寺駅周辺は区画整理が進んでおり、3年ぐらい前から移転先を探していた。候補に川崎や羽田もあったが、京急線のど真ん中に位置する横浜は、現場の人が来やすく、司令塔に適している。また、横浜は1931年に湘南電気鉄道(京急前身の一社)に接続した記念の地でもある。線路の近くにある街区だったのも大きかった」

 ――本社1階にはミュージアムもできる。

 「先日、修繕が完了した昭和初期の名車両『デハ230形』を展示する。電車のシミュレータやジオラマなどもあり、多世代で楽しめる場所になると思う。近隣には資生堂やゼロックス、ヤマハなど見どころある企業があり、ぐるっと回るだけで1日楽しめるのでは。協力して地域を盛り上げていきたい」

 ――自身の仕事で印象に残っているものは。

 「1998年から計画営業部に所属し、運行や駅則に関して一から勉強できたのは今につながっている。羽田駅の開業時は、死ぬほど働いた。各鉄道会社と検討したICカードのPASMO導入も印象深い出来事」

 ――鉄道会社として大切にしていることは。

 「やはり『信頼される京急』であり続けること。安全に運行するのは当たり前にすべきこと。京急線は生活の足として街なかを走り、社会のために、地域と共に成長してきた鉄道会社。沿線に住む人々や企業、街とは、一生お付き合いしていくので、『地域と一緒に』という気持ちはこれまでも、これからも変わらない。さらに地域とのつながりは、強くなっていくと考えている」

品川・羽田と連携

 ――これからの課題は。

 「リスクの一番上に掲げているのは『人口減少』。そのために、沿線の活性化は不可欠。再開発をしている品川、海外への玄関口となる羽田、本社移転する横浜が連携を密にし、元気を波及できれば三浦半島に住みたい人も増えるはず。そういう意味でも可能性は、ものすごくあると思う」

 ――今後の京急は。

 「これまでの『信頼』には応えた上で、いい意味で期待を裏切りたい。『京急って、こんなことやるの?』と言わせたい。これからの新しいチャレンジに注目してほしい。

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