六ツ川に住む主婦の船本由佳さんが所属するNPO法人「森ノオト」=青葉区=が地域情報を発信する人の行動指針を考えてもらうカードゲーム型のツールを作るため、12月20日まで、インターネット上で資金を集める「クラウドファンディング」(CF)に挑戦している。すでに当初目標の100万円を超え、さらに支援を広げている。
同法人は地域情報などをインターネットで発信。船本さんは、NHK横浜放送局でFM番組を担当したことがあり、現在は神奈川県住宅供給公社=中区日本大通=1階にある「ライフデザインラボ」の所長を務める。
体験談をカードに
船本さんは、同法人の活動を通し、インターネットや紙媒体で地域情報を発信する人と多く接する中「正しい情報発信について学ぶ機会がない人が多い」と感じるようになった。そこで、情報発信の際の留意点や実際の行動を考えるきっかけとなるカード作りに取り組むことになった。大手からローカルまで、さまざまなメディア経験者などから現場での体験談を集め、トランプ型のカード「ローカルメディアコンパス」に反映させている。
例えば、「根拠はありますか?」のカードは、根拠不明の医療情報をネット上で自ら広めてしまったことを失敗談として紹介。具体的なエピソードを出すことで、行動指針を考えやすいようにしている。
11月上旬からCFを始め、12月11日に目標の100万円を達成し、デザインや印刷費用のめどが立った。目標額を超えた支援金はサイト作成費用に充て、カードの使い方や採用できなかったエピソードを紹介する予定。
船本さんは「情報発信に関わる全ての人にローカルメディアコンパスを届けたいです」と呼び掛ける。
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