国連が2030年の目標として定めた持続可能な開発のための「SDGs」を知る講演が1月29日、フォーラム南太田であった。横浜南法人会の南第1支部・第2支部主催の経営研修会での企画で約40人が参加した。
企業の取り組みが進むSDGsを多くの人に知ってもらおうと、「2030SDGs」ファシリテーターで井土ヶ谷下町の電気工事業・向洋電機土木の横澤昌典さんが講演。横澤さんはSDGsを「『2030年に誰も取り残されない社会を実現しよう』ということ」と説明し、30年の生活をイメージするためのカードゲームをグループに分かれて行った。
行動で世界が変化
グループごとに「貧困撲滅」「環境保護」などのテーマが設けられ、与えられた「お金」や「時間」のカードを使い、渡されるミッションを進める仕組み。ミッションをクリアすると「経済」「環境」「社会」といった世界の状況を示す項目の数値が増減するようになっている。例えば、道路開発が進むと、経済や社会の数値は増加するが、環境が減少するというように、さまざまな要因と連動している。各グループとも世界の状況を見ながら、テーマへ向け、ほかのグループとお金や時間を交換するなどして進めた。その結果、2030年の世界は経済や社会は大きく発展したが、環境は開始時よりも後退する結果となった。
横澤さんは「SDGsは『こうしなければいけない』というものではない。ここにいるみんなが世界ともつながっていることを知ってもらえれば」とまとめ、SDGsを難しくとらえず、職場や組織の中で気軽に考えてほしいとした。
参加した女性は「SDGsは初めて聞いたが、自分の会社や生活に関係あることが分かった」と感想を語っていた。
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