清水ケ丘公園を拠点に活動する中学生硬式野球チーム「横浜南ボーイズ」(三浦寿徳代表=人物風土記で紹介)が創部20年を記念した式典を2月2日に西区で行った。チーム関係者約200人が門出を祝った。
同チームは2002年に創部。南区を中心に80人以上が所属し、OBには阪神タイガースの望月惇志投手(22)などのプロ野球選手も輩出する。
チームを指揮する加藤将斗監督は元横浜(現DeNA)の投手。プロの指導を受けようと、南区をはじめ、県内各地から選手が集まる。平日は清水ケ丘公園で活動し、土日は千葉県市原市にある専用グラウンドで練習試合を行うなど、実践を意識したチーム作りに力を入れる。
創部当初は公式戦のみならず、練習試合でも勝てない日々が続いたが、2009年に「全国選手権大会」に初出場。2016年には同大会で準優勝を果たすなど、現在は全国の強豪チームと互角に渡り合っている。
グラウンド難乗り越え
2011年まで平日は旧大岡高校のグラウンドで練習していたが、この場所が多目的広場になるため、練習場所の変更を余儀なくされた。
そんな時、チームの危機を救ったのはスタッフと保護者。千葉県の空き地を見つけると、土入れといったグラウンド整備に必要な作業を自分たちで行った。約2年かけて完成させると、試合などのより実践形式の練習ができるようになり、2016年の全国準優勝の原動力となった。
三浦代表は「20年は一つの通過点として、今後も選手や保護者、スタッフが共に発展し続けるチームでありたい」と抱負を語った。
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