神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2020年3月26日 エリアトップへ

区西部発区庁舎行き バス乗り継ぎ割引終了 利用者1日1人以下で幕

社会

公開:2020年3月26日

  • LINE
  • hatena
割引の対象になっていた市営バス199系統
割引の対象になっていた市営バス199系統

 南区総合庁舎の移転に伴い、区西部住民の庁舎への足を確保するため、2017年2月から始まった神奈中バスと市営バスの乗り継ぎ割引措置が3月31日で終了する。利用者は約3年間で1日平均0・8人と開始当初から低迷したままで、異例の措置が幕を閉じる。

 割引措置は、神奈中バスの六ツ川や南永田団地などから井土ヶ谷下町へ向かう路線が停車する井土ヶ谷バス停から区庁舎へ行く市営バス199系統に乗車時、口頭申告すると、料金が半額の110円(現金の場合)になるもの。別所方面から出る神奈中バスに乗り、蒔田駅前から199系統に乗り継ぐ場合も半額になる。対象は午前9時台から午後3時台の計7本。庁舎前から乗り、鶴巻バス停で乗り継ぐ場合も割引が受けられる。

 南区役所によると、17年2月から19年12月までの約35カ月間(営業日数707日)に割引申告があったのは3停留所合わせて581人。1日平均0・8人だった。

最長50分待ちも

 利用は当初から1日1人程度で、区は西部住民にチラシを数回配布するなど、利用促進を図ってきた。しかし、乗り換えのタイミングが合わない場合は最長で50分以上待つこともあり、利用は伸びなかった。割引を受けなくても、早く乗り継げる別の路線や地下鉄を使って区庁舎に行く人が多かったと予想される。また、バスは敬老パス利用者が多く、割引を使う必要がなかったという見方もある。

 割引は特例のため、当初から最長3年間の期限付き措置だった。利用実績について南区区政推進課は「利用が少なかったのは残念。割引措置はなくなるが、4月から199系統は一部ルートを変更して運行を続ける」としている。

南区版のトップニュース最新6

蒔田公園 久々に活気

みなみ桜まつり

蒔田公園 久々に活気

5年ぶり、踊りの花咲く

3月28日

防災学び 地域に伝える

蒔田中2年生

防災学び 地域に伝える

災害への備えなど発表

3月28日

森の保全団体に寄付

太田小6年生

森の保全団体に寄付

三浦での環境学習契機に

3月21日

蒔田公園 5年ぶり大舞台

みなみ桜まつり

蒔田公園 5年ぶり大舞台

23、24日 模擬店やステージ

3月21日

福祉避難所 課題浮き彫り

福祉避難所 課題浮き彫り

火防協研修で図上訓練

3月14日

子育て手続き スマホで

横浜市

子育て手続き スマホで

6月末、アプリ配信へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook