横浜南央ロータリークラブ(青井隆明会長)が4月21日、次亜塩素酸水20リットルを南太田小学校放課後キッズクラブと中区の児童養護施設「聖母愛児園」に寄贈した。
青井会長は「世界経済に大きな損害を与え、猛威を振るう新型コロナウイルスは国内でも集団感染が目立つ。子どもたちの感染拡大防止に役立てば」と期待を込める。
次亜塩素酸水は塩酸や塩化ナトリウム水溶液を電気分解して生成される水溶液。新型コロナウイルスの感染拡大により、全国で不足状態が続く消毒用アルコールの代替品として使われている。
現在、放課後キッズクラブは利用できる児童の条件を制限するなどして運営している。ロータリークラブ側は「コロナウイルスで人々が苦しんでいる今、自分たちに何ができるかを考えた」という。交流がある東京都のロータリークラブから次亜塩素酸水を譲り受けたことから、消毒用アルコール不足に悩んでいる2施設に寄贈した。
2施設は「消毒液がなくて困っていた。子どもたちがよく触る遊具やテーブル、換気の悪い密集場所などの除菌に使いたい」と感謝した。
同クラブは、今後も新型コロナウイルス感染症対策で苦しむ児童養護施設や乳児園などの声を聞き、継続した支援活動に努めていくとしている。
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