南区在住の齋藤勁元衆議院議員が代表理事を務める一般財団法人「勁草(けいそう)塾」が6月29日、毎日新聞論説委員の元村有希子さんを招き、ワークピア横浜=中区山下町=で講演会を行い、約100人が参加した。
元村さんは科学や環境問題の取材経験が豊富で、TBSテレビの「あさチャン!」などでコメンテーターを務める。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、人々が感じる「リスク」をテーマに語った。コロナに関する政府の専門家会議を例に出した上で、「専門家会議は生活に必要な人間らしさを考慮しなかった。科学だけでは答えは出せない。解決のためには科学を超えた次元の議論によって、よりましな結論に到達できる」と持論である「科学コミュニケーション」の重要性を説いた。最後は「自由の裏側にはリスクがある。諦めないで考え続けることが大切」とまとめた。
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