市立永田台小学校(武山朋子校長)の5年1組の児童が7月22日に総合学習の一環で、南永田団地の住民からコロナ禍の地域の現状を聞いた。
児童は臨時休校中、友人に会えない寂しさを感じていた。「自分たちの悩みは社会の悩みでもあるのでは」と考え、まちの人を元気にできる方法を模索。住民や児童の声をパラパラ漫画にして、それに映像投影を行う「プロジェクションマッピング」を制作するなどのアイデアが出た。その取り組みが本当に地域のニーズに合うかを確かめるため、住民に話を聞くことにした。
授業に招かれたのは南永田団地に住み、地域のことをよく知る常木敬司さん、渡邊乃志男さん=人物風土記で紹介=、佐藤明美さんの3人。常木さんは永田みなみ台連合自治会の会長を務め、渡邊さんと佐藤さんは団地のイベント企画などを行うNPO法人「永田みなみ台ほっとサライ」のメンバーだ。3人はラジオ体操などがなくなり、地域のつながりが薄れていることやその改善策を考えていることを話した。
児童たちは「皆さんが困っていることが分かった。まちの役に立つプロジェクションマッピングを作りたい」と今後の取り組みに意欲を燃やした。担任の三石聡美教諭は「多くの人から話を聞くフィールドワークがコロナ禍でできない中、子どもたちは工夫して学習を進めている」と児童に自主性が表れたことが成果だとしていた。
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