コロナ対策を施して配った
南区は特殊詐欺を未然に防ごうと、７月27、28日に南区役所と南、中村地区センターで防犯グッズを配布した。南警察署も協力し、施設利用者にオレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺への注意を呼び掛けた。
区の職員らは「警戒チュー」と呼ばれるシールなどを配布。シールは固定電話の受話器に取り付けるもので、受話器を持ち上げた際に注意を呼び掛ける音声が流れ、一人暮らしの高齢者などを詐欺被害から守る。
今年南区内で発生した特殊詐欺の被害額は６６００万円（７月11日時点）を超える。南警察署は「昨年に比べて特殊詐欺の件数は減ったが、被害額は増えており予断を許さない。警察官を装い、高齢者宅を狙った手口もあるので、怪しい電話があればまずは警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
31日には永田、大岡地区センターでも配布予定で、５カ所合わせて約１００セットとなる。
配られた「警戒チュー」
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