横浜南太田郵便局の職員・木村真梨子さん(25)が特殊詐欺を未然に防いだとして、8月20日、南警察署(田中武志署長)から感謝状を受け取った。
木村さんは7月29日、「墓地の修繕費用が必要だから100万円を引き出したい」と同郵便局を訪れた80代女性を窓口で対応した。高額な引出しを心配して話を聞くと、息子と名乗る男から「すぐに100万円が必要」という電話があったことが判明。その場で上司に相談し、南署に通報。駆け付けた署員が女性の家族に電話で確認し、詐欺であることが分かった。
木村さんは「墓の業者や明細が決まっていないなど、女性の説明に違和感があったので『女性は騙されているのでは』と警戒した。詐欺を未然に防ぐことができて良かった」と話した。田中署長は「南区では被害額が大きい特殊詐欺が発生している。お金を騙し取られて家族関係が悪くなることもある」と話し、感謝した。
「まずは相談を」
「日ごろからお客様の話をしっかり聞くことを意識している」と話す木村さん。丁寧な対応が詐欺防止につながった。「不審な電話がかかってきたら、まずは家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けている。
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