南区役所は地震や風水害に備える家庭での対策に補助金を出すなどの支援を行っている。
家具転倒防ぐ
家具転倒防止器具の取り付けを支援する取り組みは、9月から受付を開始した。対象は同居者全員が65歳以上であることや身体障害者手帳の交付を受けていることなどのいずれかに当てはまることが条件。
器具の取付代行は市事業により、家具2つ分まで無料で行える。加えて、南区独自の事業として、器具の購入費用の3分の2(上限5200円)を補助する。
ガラス飛散防止
ガラス飛散防止フィルムの設置補助の受付は8月から始めている。フィルムを窓ガラスに設置することで、飛散によるけがの防止や避難行動の迅速化につなげるねらい。
対象は、家具転倒防止器具の補助とほぼ同じ。5平方メートルまでの設置費用が補助される。設置費用の単価は1平方メートルあたり6千円で、補助率は3分の2(上限2万円)。例えば、7平方メートル設置した場合、費用の4万2千円に対し、5平方メートル分の2万円が補助されるので、自己負担は2万2千円となる。
感震ブレーカーも
地震による火災を防ごうと、大きな揺れを感じた際に電気を自動的に遮断する「感震ブレーカー」の設置補助も進めている。
対象は市の「地震火災対策方針」の対象地域を含む自治会町内会。加入世帯の10世帯以上で補助対象製品を購入・設置することが条件。
対象製品1個に対し、10分の9(上限3600円)が補助される。製品は3千円台から2万円台までの7種類。例えば、自治会で1個4千円の器具を20個購入した場合、購入費用の8万円に対して、9割の7万2千円が補助される。
いずれの補助も受付は11月30日まで。区総務課は「まずは自宅の中から防災、減災対策を進めてほしい」としている。問い合わせは同課【電話】045・341・1225。
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