救急医療などへの理解を深めるブースが9月13日まで、イトーヨーカドー横浜別所店に展示される。この取り組みは、救急業務や医療に対する理解を深める「救急の日」(9月9日)と救急医療週間(9月6日〜12日)に合わせたもの。南消防署(小出健署長)からの依頼で、けがの予防対策について書かれた冊子や、氏名や生年月日、血液型、かかりつけの病院などを書く「救急あんしんカード」などが配架されている。
南消防署は例年、救急の日に合わせて、AED(自動体外式除細動器)の使い方などを学ぶイベントを同店で実施しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止とした。「密集」「密閉」「密接」の3密状況を避けた状況で住民に正しい知識を学んでもらおうと、行政が発行する救急医療に関する媒体資料を使って周知することにした。
南区の2020年の救急出場件数は8313件(9月6日時点)。その中には入院を必要としない軽症者も含まれるなど、救急車を呼ばなくても良いケースもあり、本当に必要な人の搬送が遅れる危険性がある。ブースには、救急車を呼ぶ度合いの症状などをまとめた資料も置かれている。南消防署の担当者は「一人ひとりが正しい知識を理解することで、より多くの命を救うことができる。皆さんには救急医療について、しっかり学んでほしい」と呼び掛けている。
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