タクシーの運行を行う株式会社クワハラ=本社・旭区=が横浜市に対し、新型コロナウイルス感染症の患者などの搬送のために使う専用車両5台を貸与した。
前後席間に仕切り
市はこれまで、感染者を自宅から宿泊療養施設へ搬送する際などに使う車両を自動車メーカーから貸与を受け、6台体制にしていたが、新たに5台が加わり、冬の感染拡大に備える。
今回の5台は、いずれもジャンボハイヤーで、前後席の間に仕切りが設置されている。
同社はワンボックスタクシー・ハイヤー「タクシーJUN(通称「ジュンタク」)」を運行。コロナ禍でも横浜に本社があり、海外で事業を展開する企業の従業員が海外から帰国した際、帰国者・接触者外来などの受診が必要な人を搬送してきた実績がある。
市は同社に運行管理を委託。消毒作業も同社が行う。5台は搬送専用車両とし、一般客対象の通常業務には使用しない。運行も専属乗務員7人が対応し、通常業務の乗務員と接しないようにするという。
10月19日には同社の桑原義和社長が市健康福祉局の田中博章局長を訪ね、車両についての説明を行った。桑原社長は「私たちができる社会貢献だと思って協力を申し出た」と話し、田中局長は「運行だけでなく、消毒などの管理までしてもらえるのは大きい」と応じた。委託期間は来年3月末までの予定。
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