神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2020年10月29日 エリアトップへ

外国人に「住まいの窓口」 市など相談・支援事業開始

社会

公開:2020年10月29日

  • LINE
  • hatena
受付窓口の様子
受付窓口の様子

 外国人世帯の住宅入居を支援しようと、横浜市と不動産関係団体などで構成される「横浜市居住支援協議会」が10月から無料相談窓口を初めて開設し、支援事業を本格化させた。増加を続ける外国人に対して国は今年度、入居に関する助成を予算化。市はそれを活用しながら生活基盤となる住まいの支援をより加速させていく方針だ。

 同協議会は2018年設立。外国人や高齢者、障害者などの「住宅確保要配慮者」とされる人が、民間賃貸住宅へ円滑に入居・居住できるための支援を目的に活動している。

 この事業は国土交通省が今年度から初めて「外国人の入居を円滑に進めるための取組」に財政支援することを受けたもの。市内在住・在勤の外国人世帯へ向けて、入居時に必要な手続きから入居中の相談、退去時の手続きなどを支援。賃貸不動産の内見や契約の際に同行することもある。

入居差別解消へ

 事業で市から委託を受けたNPO法人「かながわ外国人すまいサポートセンター」(裵安(ぺいあん)理事長、中区常盤町)が窓口となる。県が行う外国人の入居差別問題を解消する取り組みを背景に01年に設立。裵理事長は「戦前から外国籍というだけで入居差別が行われてきた。国が財政支援するという話は一つの前進」とする。

 窓口の対応言語は英語や中国語、スペイン語、韓国朝鮮語など10カ国に及ぶ。裵理事長は「自分たちにできるのは目の前の問題に取り組むこと。今後も継続していきたい」と語った。

手続き日本語

 外国人の生活を支援する「みなみ市民活動・多文化共生ラウンジ」は、「賃料が安い公営住宅に住みたいという外国人は多い」という。しかし、手続きに必要な書類は日本語で書かれており、困った人が相談に来ることもあるという。これまでもその場合は同センターを紹介して対応していた。今回の事業開始で窓口が明確になった。

 市建築局の担当者は「国の支援は地域の人手不足対策の一つとして行っているもの」と説明。「今回の事業化は国の財政支援を最大限活用し、外国人の居住支援をより強化していくため」と経緯を語る。

 神奈川労働局によると、県内の人材不足職種は保育士やとび職など5職種あり、特に介護職の有効求人倍率は20年8月時点で15・26倍と顕著だ。市担当者は「今回の支援で、人手不足の職種などを担う外国人の住まい探しの一助になれば」と話している。
 

南区版のローカルニュース最新6

公益社団化10周年祝う

横浜南法人会

公益社団化10周年祝う

3月28日

団体横断的な防災活動を

団体横断的な防災活動を

デスク・レポート

3月28日

高田市議の後援会発足

「気になる選手 見つかる」

DDTプロレス大石真翔選手

「気になる選手 見つかる」

30日、中区で大会

3月28日

「みなっち」仕様 防災ボトル

「みなっち」仕様 防災ボトル

自治会・団体向けグッズ

3月28日

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

3月28日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

南区出身 気鋭の落語家

関内ホール企画出演中

南区出身 気鋭の落語家

春風亭かけ橋さん

4月24日~4月24日

南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook