中村町在住の阿部トキ子さん(78)と三春台在住の石山栄子さん(76)がこのほど、2020年度の「交通安全功労者」に選ばれた。これは横浜市交通安全対策協議会と横浜市交通安全協会が実施するもので、交通安全に長年寄与した個人・団体を両団体が合同で表彰するもの。
母の会で30年
2人は南交通安全母の会(斎藤好子会長)に所属する。同会は1989年に永田北在住の上田トキ子さんが創設し、現在は14の連合町内会の有志で構成。長期休暇などを除く月2回の早朝に通学路に立ち、子どもや高齢者を交通事故から守るほか、季節ごとに行われる交通安全運動に参加するなど、地域の交通事故防止に貢献している。
阿部さんは92年の入会と同時に中村地区交通安全母の会の旗揚げに参加。以降は地区会長としての手腕を発揮し、地域の見守り役として長年引っ張っている。
石山さんは阿部さんと同じく約30年活動。3年前から太田東部地区同会の地区会長を任され、丘陵地帯で見通しの悪い交差点などの事故防止に努めている。
40〜50代の力を
意欲的に活動する南交通安全母の会だが、メンバーの平均年齢は60代後半。高齢化などの課題も抱えているという。
阿部さんは「足腰が弱っているので、そう長くはできそうにない。子育てが一段落した40〜50代の方々の力を借りたい」と話し、石山さんは「活動を通じてさまざまな地域のつながりができる場所。月2回の活動なので気軽に参加してもらえれば」と入会を呼び掛けている。
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