一般社団法人横浜青年会議所の第70代理事長に就任した 三村 悠三さん 39歳
望む未来へ行動
○…「先輩方が紡いでいただいた歴史を継承し、更に進化させ、守る決意を固めた」と1月1日付で40歳までの経済人組織である横浜青年会議所(横浜JC)のトップに就いた。テーマに掲げたのは「希望」。昨年は新型コロナウイルスの影響でさまざまな事業が制限せざるを得ない状況に。「かつて希望は、当たり前のように私たちの前提としてあった」と話し、「今年度はどのような情勢になろうとも最後まで諦めずに行動していきたい」と意気込む。
○…横浜JCは父親が所属していた影響もあり、周囲から入会を勧められたが、本業やプライベートのことを考え、一歩が踏み出せずにいた。しかし、年齢を重ねるごとに「同世代の仲間とともに見聞を広めたい」と思うようになり、31歳で入会を決意。2019年には横浜開港祭の実行委員長を務めた。今まで開港祭に携わったことがない中で、いきなりの大役だった。「『やっちゃえ!』とやりたいことを全部やった。個性が強い人たちが一つの方向に向かって活動した時の強さは想像以上だった」と開港祭当日、花火が夜空に上がった時の感動は忘れられないという。
○…横浜市内で生まれ、中区の元町などで少年時代を過ごした。小学校から野球を始め、バスケの試合を生で見た感動で中学・高校とバスケに熱中。日本大学に進み、インドの経営学などを学んだ。卒業後は、祖父が立ち上げた航空機や車両などの内装品の製造を行う都筑区のミムラ工業へ。現在は専務取締役として会社を支える。
○…70周年を迎える横浜JC。時代に即した青年会議所活動に力を入れる。「自分たちのまちを良くするためにも、開港以後どのような進化を遂げてきたのかを、横浜全体に伝えたい」
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