子育て真っ盛りの親が趣味の時間を確保するのは至難の業と言えよう。そんな”子育てママ”の楽しみを創出するのが、共進町在住で「おうちパン」を地域に発信する佐藤由美さん=人物風土記で紹介=だ。
おうちパンは兵庫県出身の料理研究家、吉永麻衣子さんが考案したもの。オーブンの代わりにトースターなどを使って焼き上げるなど、パン作りに必要な工程を最小限に抑えて作るので、時間のない子育て世代を中心に支持を得ている。
佐藤さんは結婚後にパン作りを始めたが、子育てが忙しくなった30歳頃から時間が取れなくなった。そんな時に偶然立ち寄った書店で手に取ったのが「おうちパン」のレシピが載った本。生地を冷蔵庫でゆっくり発酵させる工程など、パン作りの概念を覆す衝撃を受けたという。
3年半前、おうちパンの技術を継承するのに必要な資格「おうちパンマスター」を取得。吉永さんのレッスンにも参加して腕を磨いた。その後は自宅で教室を始め、今では100種類以上のレシピを習得し、生徒にノウハウを教えている。
佐藤さんは「子どもの世話をしながら簡単でおいしいパンを作れるのが魅力。簡単なお礼や手土産にもできるので、自分が学んだ技術を地域に広めたい」と話している。
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