神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2021年9月9日 エリアトップへ

人権・差別を考える契機に 支援団体が本出版

社会

公開:2021年9月9日

  • LINE
  • hatena
書籍を手にする早坂さん
書籍を手にする早坂さん

 一般社団法人神奈川人権センター=磯子区=はこのほど、『新・21世紀の人権―知っているようで知らない差別と人権の話』(発売/日本評論社)を編集・発行した。

 コロナ禍や五輪でさまざまな人権問題が噴出している昨今、事務局長の早坂公幸さんは「この本が、知っているようで知らない『人権』について考えるきっかけになれば」と話す。

前作から10年

 前作『21世紀の人権』の出版から10年が経過し、法改正や条例が整備され、人権課題も大きく変化している。そこで同センターは設立30周年の記念事業として、編集を開始。約1年半をかけて完成させた。

 内容は被差別部落やアイヌ民族、沖縄、外国人、障害者、男女平等、子ども、高齢者、労働、企業など、最新の人権課題を幅広く取り上げた。

 執筆は各分野の研究者や支援者、弁護士、当事者ら52人の専門家が担当した。早坂さんは「新しい執筆者も多く、10年前に執筆した人には現代に即した形に書き直していただいた。中高生にも読んで理解できるような内容を心がけた」と話す。

 7月から8月に県内34自治体を回り、要請行動を行った際も、学校などの教育現場や公立図書館などで活用してほしい旨を伝えたという。「人権という視点は、いじめや被災者支援など現実の具体的な問題を考えていく時の柱になる。入門書として多くの人に読んでほしい」と呼び掛ける。

 『新・21世紀の人権』(B5判256ページ、2530円)は書店やAmazonのほか、同センターでも購入できる。

中村町「信愛塾」協力

 外国にルーツがある子どもや保護者の学習生活支援などを行う中村町のNPO法人「信愛塾」が、同書の第5章「外国につながる人々と人権」の編集に協力。外国にルーツを持つ人々に対するヘイトスピーチなどの社会問題を提起し、それらの考察や解決策をまとめた。

 本の表紙などのデザインは信愛塾の福島周さんが手掛けた。福島さんは「社会には、さまざまな差別が存在し、それに苦しむ人々がいる。人権についての理解を深めることで、誰もがストレスなく、暮らしやすい社会の実現につながる」と話し、多くの人に読んでもらいたいとしている。

南区版のローカルニュース最新6

公益社団化10周年祝う

横浜南法人会

公益社団化10周年祝う

3月28日

団体横断的な防災活動を

団体横断的な防災活動を

デスク・レポート

3月28日

高田市議の後援会発足

「気になる選手 見つかる」

DDTプロレス大石真翔選手

「気になる選手 見つかる」

30日、中区で大会

3月28日

「みなっち」仕様 防災ボトル

「みなっち」仕様 防災ボトル

自治会・団体向けグッズ

3月28日

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

3月28日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

南区出身 気鋭の落語家

関内ホール企画出演中

南区出身 気鋭の落語家

春風亭かけ橋さん

4月24日~4月24日

南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook