琉球舞踊などを学ぶイベントが8月31日と9月7日、弘明寺町の「庄子薬局」の集会所で行われた。同薬局が健康や栄養に関して指導するサロンの会員が参加し、沖縄文化に興味を示した。
琉球舞踊は三線や箏などで演奏される琉球古典音楽に合わせて踊る沖縄の伝統芸能。琉球王国時代に作られた「古典舞踊」、明治以降に誕生した「雑踊り」、戦後生まれの「創作舞踊」の3つに分かれ、古典舞踊と雑踊りは国の重要無形文化財に指定されている。
イベントは弘明寺町山下町内会の副会長、迫川敏和さんが企画。本来は10月に弘明寺観音で開催予定だった沖縄文化を発信する祭りで琉球舞踊を紹介するはずだったが、新型コロナの影響で延期に。同薬局が毎週行うサロンの時間に特別講座として、2日間限定で実施することにした。
講師には大岡地区センターなどで琉球舞踊を教える市内在住の藤元幸さんを招き、踊りの歴史などを聞いた。沖縄では彼岸に墓参りをしないことや、藤元さんの故郷、中城村(なかぐすくそん)の一部地域に伝わる伝統芸能「ターファークー」も紹介され、多面的に沖縄を学んだ。
企画者の迫川さんは「皆さんのリアクションがとても良かった。来年4月に延期となった祭り『沖縄っていいよね』の準備も進めていきたい」と意気込みを語った。
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