南土木事務所は9月8、9日に台風や豪雨の浸水対策として住民が自由に利用できる「土のうステーション」を区内4カ所に設置した。住民が土のうを同事務所まで取りに行く負担が解消され、台風発生時の迅速な対応が期待できる。
2019年10月に発生した台風19号は、区内にも大雨による家屋の半壊などの大きな被害をもたらした。当時、同事務所職員も浸水対策のために土のうを取りに来る住民の対応に追われた。
今回、その時に訪ねて来た人が多かった地域から、需要が高いと判断した永田みなみ台、大岡、六ツ川一丁目、南太田の各公園に設置した。
自由に利用可能
ステーションには、約10kgの土砂が入った土のう50袋を用意。1回の利用は10袋程度までで、網状のカバーを開閉して持ち出すことができる。
同事務所は設置と同時に住民に正しい使い方を教えた。説明を受けた永田みなみ台連合自治会の常木敬司会長は「近年はゲリラ豪雨の被害が目立つので設置は嬉しい」と話し、台風対策への意識が高まったという。土のうは引き続き、南土木事務所でも配布される。
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