神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2021年9月30日 エリアトップへ

地区懇談会 時代に合った方法を デスク・レポート

社会

公開:2021年9月30日

  • LINE
  • hatena

 ▼地域課題を住民と区役所職員らが共有、話し合う「地区懇談会」が5月から6月にかけて南区内10カ所の連合町内会で行われ、9月にその報告書がまとまった。1966年から続く、南区独自の行事は、区と連合町内会長連絡協議会が共催し、区と地域をつなぐ役割を果たしてきた。しかし、コロナ禍で昨年は全地区で中止。今年は希望した10地区が開催した。懇談会の肝である議論が行いづらい状況でも開催時間を短縮したり、参加人数を制限しながらも実施できた点は昨年より前進したと言える。

 ▼住民が会場に集まるのを避けるため、ビデオ会議システムを用いて参加者が自宅から話を聞いたり、発言する方法を取り入れた地区もあった。Webを使った非対面式の集会は今後、地域活動でもさらに広がる。機器の操作に慣れれば、違和感なく会議が行えることを実感したという声もあった。区や町内会には、こうした好事例を広める努力が求められる。

 ▼開催した地区の多くの議題は防災関係。区が配布した防災マップの見方や地震、台風、豪雨などの災害への対応策を区職員らから「聞く」形が主だった。一部の地区は、話を聞き、自らの行動を考え、それを発表していたが、大半の地区は話を聞く「講義」にとどまった。懇談会とは別にマップの見方を確認したり、減災行動を考える場があってもいい。地域防災拠点の訓練と組み合わせることも有効だろう。

 ▼参加者へのアンケートによると、回答した207人のうち、約7割が70歳以上。議題としたいものの中に「地域人材の育成・発掘」が2割を占めていたことを踏まえると、懇談会への現役世代の参加は不可欠。平日の午後6時台に始まる開催時間やビデオ会議方式の活用など、運営方法に見直す点は多くある。懇談会が区と地域を結び、住み良いまちづくりにつながることは確かだが、その目的を果たす手段はほかにもある。懇談会の特長である、住民と職員が平場で話し合える良さを生かし、時代にあった運営方法を区と町内会が協議して模索してほしい。

南区版のローカルニュース最新6

公益社団化10周年祝う

横浜南法人会

公益社団化10周年祝う

3月28日

団体横断的な防災活動を

団体横断的な防災活動を

デスク・レポート

3月28日

高田市議の後援会発足

「気になる選手 見つかる」

DDTプロレス大石真翔選手

「気になる選手 見つかる」

30日、中区で大会

3月28日

「みなっち」仕様 防災ボトル

「みなっち」仕様 防災ボトル

自治会・団体向けグッズ

3月28日

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

3月28日

横浜しだれ桜の寺「普門院」樹木葬墓地

ご家族ご夫婦だけの区画 庭園型永代供養墓苑 0120-426-350

https://www.youtube.com/watch?v=YEcUswIppIk

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

南区出身 気鋭の落語家

関内ホール企画出演中

南区出身 気鋭の落語家

春風亭かけ橋さん

4月24日~4月24日

南区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook