大岡地区連合町内会の会長を10月から務めている 浅田 稔さん 大岡在住 52歳
「恩」と「感謝」積み重ねる
○…大岡と中里地域の自治会町内会のリーダーとして舵を取る。南区の16連合町内会の会長では最年少。まちの活動と会社員の仕事を両立する。予定が埋まった手帳を見つめ、「現役世代が無理なく町内会の活動を楽しめる雰囲気づくりに努めたい」と話し、10年先を見据えた取り組みを多面的に考える。
○…約17年前、藤の木小学校のPTA役員を務めた縁で地域とのつながりが強まった。「PTAの仕事をこなす際、町内会の皆さんの人脈に救われた」と今でも恩を忘れない。「地元の力になりたい」との一心でマークミュー上大岡自治会の会長を引き受け、大岡地区連合町内会の副会長を15年間務めた。「人は一人では生きていけない。『恩返し』と『感謝』の気持ちを持ち続ければ、何事も良い結果に結びつくことが多い」と思いやりを重んじる。
○…京浜急行電鉄のグループ会社に勤務する。「仕事を通じて地域の輪が広がることなどが地元企業で働く醍醐味」ときっぱり。仕事のつながりが町内会の活動に活かされるとも。大岡地区の3大イベントといわれる「健康福祉まつり」「大岡地区音楽祭」「交通安全教室」を柱に掲げる。「少子高齢化が進む今こそ、子どもと高齢者の異世代交流を大切にしたい」と思いは熱い。
○…高校卒業後にバレーボールクラブ「横浜サイプレス(桧)」を設立し、仲間と汗を流す。クラブ名には「永遠」などの意味が込められている。地域の子どもを指導し、その熱意は練習メニューがびっしりと書き込まれたノートが物語る。「試合に勝つ喜びを感じてほしいが、のびのびとバレーを楽しみ、思いやりの心を持ってもらうことの方が大切」。優しさと謙虚さでまちを盛り上げていく。
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