南交通安全協会などは南警察署と連携し、年末の交通事故防止を区民に呼び掛けるキャンペーンを12月13日に弘明寺商店街で行った。3回目の緊急事態宣言が解除された9月末以降の啓発運動としては初の大規模なもので、地域一丸となって事故防止を訴えた。
キャンペーンは神奈川県交通安全対策協議会が主唱する「年末の交通事故防止運動」(12月11日から20日まで)に合わせたもの。季節ごとの交通事故防止運動に合わせて実施するが、感染症拡大のため、夏と秋は街頭でのキャンペーンは中止に。住民に直接注意を促す取り組みは久々で15団体が参加した。
企業社員・区職員が一役
南署は区民に、この日行われたキャンペーンを身近に感じてもらおうと、地域を支える3人の女性を「交通安全応援団」という広報役に任命。電気工事業などを担う井土ヶ谷下町の「向洋電機土木株式会社」の社員2人と南区役所地域振興課の職員が中心となり、交通事故への注意を呼び掛けた。
商店街を行き交う買物客などに啓発物を配布。夜間の外出時は明るい服装を心掛けるよう、歩行者目線の対策を伝えた。
商店街を地下鉄弘明寺駅側に出た鎌倉街道の沿道では、団体の会員らがプラカードでドライバーに安全運転を訴えた。
また、今年は南消防署も参加。空気の乾燥に加え、暖房器具を使う機会が増える年末年始に向けた火災予防運動を行った。南交通安全協会の置田光男会長は「地域ぐるみで安全なまちを守りたい」と語り、各所の連携強化を重要視している。
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